マヤマ ヒロオ   Mayama Hiroo
  間山 広朗
   所属   神奈川大学  人間科学部 人間科学科
    神奈川大学大学院  人間科学研究科 人間科学専攻(地域社会学分野 専門科目担当教員)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/05
形態種別 著書
標題 『質的調査法を学ぶ人のために』世界思想社(第2章「質的調査の技法」(pp.37-59)を共著,第7章「言説分析のひとつの方向性―いじめ言説の『規則性』に着目して」(pp.179-199)を単著).
執筆形態 共著
出版社・発行元 世界思想社
巻・号・頁 37-59,179-199頁
著者・共著者 北澤毅・古賀正義編
概要 社会学的調査における質的調査法に関する論文集のうち、第2章「質的調査の技法」第4節「ドキュメント」、および、第7章「言説分析のひとつの方向性―いじめ言説の『規則性』に着目して」を担当。
 前者・第2章第4節は、主要な質的調査法のうち、ドキュメント分析について概説した。ドキュメント資料とは,新聞等の文書資料に加え、インタビュー、観察、映像(音声)といった各調査資料をデータ化した際の資料の性質でもある。その点から、およそすべての質的調査に関わるドキュメントデータの性質を示した。
 後者・第7章は、言説分析のひとつの方向性として、「質的」な言説分析の手法を論じた。言説分析には、内容分析と称される量的調査の発想を持つ手法から、M.フーコー由来の言説の「全域性」を想定するような手法、社会問題の社会構築主義的な言説研究の手法、そして、エスノメソドロジー由来のテキスト分析の手法などがある。本稿では特に、ひとつの言説資料のなかにも社会の秩序性が刻印されており、その詳細を分析する意義と手法を「いじめ」言説を例に論じた。