オグマ マコト   Oguma Makoto
  小熊 誠
   所属   神奈川大学  国際日本学部 歴史民俗学科
    神奈川大学大学院  歴史民俗資料学研究科 歴史民俗資料学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1988/12
形態種別 学術雑誌
標題 台湾漢人社会の養子慣行-その制度的規範と乖離をめぐる一考察-
執筆形態 単著
掲載誌名 『日本民俗学の展開』雄山閣
巻・号・頁 179-204頁
概要 北見俊夫編。漢人社会では男子が父の系譜、財産、祖先祭祀の権利と義務を相続継承するのが原則である。したがって、養子は、同宗昭穆という父系血縁と世代の二つの規制が強く働く。しかし、移民社会であった台湾では、その原則が緩く、外姻養子、昭婿婚と外孫養子、蜻蛉子などの異姓養子の例が多数存在した。宗族規範と生活共同体としての「房」の戦略は若干異なり、規範の枠に近づけながら「房」を継承するために実際は多様な養子形態が存在したことを論じた。