オオバ エリ   Ohba Eri
  大庭 絵里
   所属   神奈川大学  経営学部 国際経営学科(一般教育)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/01
形態種別 その他
標題 日本犯罪社会学会シンポジウム「今日の犯罪者観を考える」 第三報告 メディア言説から「犯罪者」観を考える
執筆形態 単著
掲載誌名 『日本犯罪社会学会第36回大会報告要旨集』 (日本犯罪社会学会編)
巻・号・頁 10-11頁
概要 2008年日本犯罪社会学会大会における「シンポジウム」における報告。少年犯罪に関するメディア言説の変遷を追いながら、社会における犯罪者観の変化について議論した。1950年代及び60年代では、事件を起こす少年は社会的マイノリティに属す人々として登場したが、70年代、80年代になると事件の背景は学校教育と家庭になり、犯罪・非行の「一般化」ともいうべきイメージがあらわれ、犯罪の要因は個人の精神状態に見いだされるようになる。犯罪の被害者/加害者が属する社会的カテゴリーはその時代における知識と常識にみあうように利用され、犯罪観が構築される。