アソウ ノリコ   Aso Noriko
  麻生 典子
   所属   神奈川大学  人間科学部 人間科学科
    神奈川大学大学院  人間科学研究科 人間科学専攻(臨床心理学分野 演習担当教員)
   職種   准教授
発表年月日 2013/03
発表テーマ 母親の育児ストレス及び抑うつが乳児へのタッチに及ぼす影響:出産経験の違いを中心に
発表学会名 日本発達心理学会第24回大会,明治学院大学
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 ◎麻生典子・岩立志津夫
概要 本研究は母親の乳児に対するタッチの因子構造を検討し、母親の精神的健康が出産経験の違いにより、子どもへのタッチにどのように影響を及ぼすのかを検討した。4つの養育場面(遊び・泣き・授乳・寝かしつけ)におけるタッチの因子構造を検討した結果、各場面4つの因子が抽出された。遊び場面は、遊びのタッチ、愛情的タッチ、安定的タッチであった。泣き場面は、なだめのタッチ、愛情的タッチ、侵入的タッチであった。授乳場面は、手段的タッチ、ジグリング、侵入的タッチであった。寝かしつけ場面は、手段的タッチ、愛情的タッチ、侵入的タッチであった。初産婦と経産婦のプロセスでは有意なパスは認められなかったが、両者とも育児協力者数の多さが、母親の抑うつを抑制し、育児ストレスを高めることが明らかになった。