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オオカワ ヒロム
Okawa Hiromu 大川 啓 所属 神奈川大学 国際日本学部 歴史民俗学科 神奈川大学大学院 歴史民俗資料学研究科 歴史民俗資料学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/08 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 近代日本における「慈善」と「不穏」―1890年の秋田市における米価騰貴への対応を中心として― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 歴史学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 歴史学研究会 |
巻・号・頁 | (804),1-19頁 |
概要 | 従来の研究において、秩父事件後の地域社会は、国家的な暴力機構の確立と通俗道徳の浸透によって、相対的に安定したと展望されてきた。本稿では、1890年の米価騰貴をめぐる地域社会の動向を具体的に検討することで、秩序の安定に関わった別の要因を指摘している。同年の秋田市では、富裕層の寄付を主な財源として米の廉売などの対応がとられていた。こうした対応を促したのは、地方行政や地方政治家、米商、地方新聞等の動向、そして「不穏」だったことを論じている。 |