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マヤマ ヒロオ
Mayama Hiroo 間山 広朗 所属 神奈川大学 人間科学部 人間科学科 神奈川大学大学院 人間科学研究科 人間科学専攻(地域社会学分野 専門科目担当教員) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/05 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「概念分析としての言説分析―『いじめ自殺』の<根絶=解消>へ向けて」『教育社会学研究』第70集,pp.145-163. |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『教育社会学研究』 |
巻・号・頁 | (70),145-163頁 |
概要 | 本稿は、1970年代末から社会問題化した「いじめ自殺」問題に対して、従来のいじめ根絶をめざす方策とは異なる観点から実践的提言を目指すものである。1970年代以前の子どもの自殺の語られ方と「いじめ自殺」の語られ方を比較し、現在からみれば「いじめ」だとみなされる子ども間トラブルは1980年代中頃までは自殺の動機としては社会に認められていなかったことを概念分析・言説分析の手法から明らかにした。また、子ども自身も「いじめ」を自殺の十分条件として語ることにためらいがあったことも明示した。この知見から、「いじめ」と「自殺」を社会的・論理的に切り離していく方向性にこそ、「いじめ自殺」解消の可能性があることを提起した。 |