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マツモト ヤスオ
Matsumoto Yasuo 松本 安生 所属 神奈川大学 人間科学部 人間科学科 神奈川大学大学院 人間科学研究科 人間科学専攻(地域社会学分野 演習担当教員) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 気候変動緩和に向けた一般市民向けの普及啓発活動による効果とその関連要因 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 人文研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神奈川大学人文学会 |
巻・号・頁 | (205),35-58頁 |
著者・共著者 | 松本安生 |
概要 | カーボンニュートラル実現のためには、家庭での温室効果ガス排出量を大幅に削減する必要があり、そのためには個人の意識改革と行動変容を促すことが重要である。本研究では、全国で実施された160の普及啓発活動の実施記録と、8209名の参加者アンケートの回答結果のデータを二次分析し、普及啓発活動の有効性を検証した。その結果、コミュニケーションの基本要因である送り手、メッセージ、チャネル、受け手のすべてが、普及啓発活動の有効性の因子である行動意図の項目数と統計的に有意な関係があることが示された。また、数量化第Ⅱ類の結果から、受け手要因である環境行動の実践度、参加者の年齢が、普及啓発活動の効果に有意な影響を与えることが明らかになった。今後、ランダム化比較実験を用いた介入研究により、普及啓発活動の効果を実証的に検証していくことや、行動意図が実際の行動にどの程度結びついているのかについても、さらなる研究が必要である。 |