ウエハラ マサフミ   Uehara Masafumi
  上原 雅文
   所属   神奈川大学  国際日本学部 日本文化学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 日本文化専攻(日本思想)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/03
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 仏の知と<景観><物語>
執筆形態 単著
掲載誌名 『日本思想における聖性の表徴としての(物語)と(景観)をめぐる倫理学的基礎研究』研究成果報告書 平成14~16年度科学研究費補助金 基盤研究(c)(2)
概要 最澄が「山家学生式」で制定しようとした制度は、『法華経』のみがかたった釈迦仏観に由来する。『法華経』は、遠い昔に成仏した釈迦仏が霊鷲山浄土に常住し、菩薩としての活動を永遠に行っているという<物語>を持つ。再澄は、その(物語)が語る仏の在りようを目指す修行制度を提示し、また、(物語)に基づいて意味をつけられた比叡山の(景観)は、仏になることを促す空間となったのである。pp.35-50