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マツモト ヤスオ
Matsumoto Yasuo 松本 安生 所属 神奈川大学 人間科学部 人間科学科 神奈川大学大学院 人間科学研究科 人間科学専攻(地域社会学分野 演習担当教員) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 日常生活資本が地域への愛着に与える影響 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 人文学研究所報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神奈川大学人文学研究所 |
巻・号・頁 | (71),23-38頁 |
著者・共著者 | 松本安生 |
概要 | 本研究では、地域への愛着の下位尺度である帰属意識と場所愛着に、日常生活資本であるウォーカビリティと社会関係資本が与える影響について分析を行った。
その結果、帰属意識に対しては、ウォーカビリティの5因子のうち「景観と「治安」のみが有意な正の関連がみられ、とりわけ「景観」と強い関連が示された。また、社会関係資本の3因子はいずれも有意な正の関連がみられ、このうち「近所とのつきあい・信頼」は「景観」と同程度の強い関連が示された。一方、場所愛着に対しては、ウォーカビリティの5因子のいずれも有意な関連がみられ、とりわけ「景観」は最も強い関連が示された。また、社会関係資本の3因子のいずれも有意な正の関連がみられ、「近所」と「親戚・友人」とのつきあい・信頼は同程度に強い関連が示された。このように、美しい景観といった歩きたくなるまちの創出や近所づきあいは、地域への愛着を高めることに重要な要因であることが確認された。 |