マヤマ ヒロオ   Mayama Hiroo
  間山 広朗
   所属   神奈川大学  人間科学部 人間科学科
    神奈川大学大学院  人間科学研究科 人間科学専攻(地域社会学分野 専門科目担当教員)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/12
形態種別 著書
標題 『文化としての涙-感情経験の社会学的探究』勁草書房(第4章「微笑みあう涙-『発達』の原初形態としての泣きの記述」(pp.55-72)を単著).
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 勁草書房
巻・号・頁 55-72頁
著者・共著者 北澤毅編
概要 第4章「微笑みあう涙-『発達』の原初形態としての泣きの記述」(pp.55-72)を単著。
子どもの「発達」は発達心理学の領分に属する研究対象であるようにみなされがちだが、社会学研究の対象でも十分あり得る。発達現象を子どもの変化そのものとしてとらえる心理学と異なり、社会学的にはむしろ、われわれの社会がある現象を「発達」という概念で切り取り記述する社会的実践に着目できる。この視点からすれば、発達現象の社会学は、具体的な相互行為場面のなかで「発達」がまさのその「発達」として現象する詳細を調査することが研究課題となる。本稿は、乳児の泣きをめぐって保育者が行なう泣きの記述の意味を検討し、記述・帰属されるものとしての「発達」の原初形態が、乳児の振る舞いに微笑みあい、それを愛でるような泣きの記述の仕方にあることを論じた。