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タカイ ノリコ
Takai Noriko 髙井 典子 所属 神奈川大学 国際日本学部 国際文化交流学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/12 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 「若者の海外旅行離れ」を読み解く-観光行動論からのアプローチ- |
執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | 法律文化社 |
担当範囲 | 序章「観光行動論から見た『若者の海外旅行離れ』-本書の背景-(pp.1-8) 第6章「若者の生の声を聞く-インタビュー調査から読み取れること-」(pp.114-135) 第7章「観光行動論の研究の進め方-方法と手続き-」(pp.140-147) 終章「『若者の海外旅行離れ』とは何だったのか-観光行動論が示す打開策-」(pp.227-240) あとがき-ワカタビ研究のつくり方-(pp.241-243) コラム①日本人の海外旅行はどう変わってきた?(pp.25-28) |
著者・共著者 | 中村哲・西村幸子 |
概要 | 2000年代後半に20代日本人若者の海外出国率が低迷した「若者の海外旅行離れ」を日本の旅行業界および社会にとって解決すべき問題ととらえ、その構造を明らかにすることを研究目的とし、その結果にもとづいて問題解決に向けた打開策の提案を行った。 全体は3部構成である。 第1部は政府統計のデータを用いて分析し、またメディアや旅行業の一連の動きを記録し、本研究の背景を述べた。 第2部は「若者の海外旅行離れ」現象とは実際にどのような現象なのか、その実態について、著者による独自調査データおよび先行研究のデータを用いて明らかにした。 第3部では著者による実証研究の報告を行った。観光行動研究の手続きと方法を用い、既存理論を批判的に検討したうえで、仮説的理論モデル「海外旅行の実施頻度に関する動態的循環モデル」を生成した。モデルの中核的な構成概念は「すり合わせ努力」と「自己効力感」であり、それぞれ余暇研究と社会的認知理論の知見を援用して、海外旅行の意思決定プロセスを説明しようとするものである。本モデルは独自調査データ(3,182サンプル)によって支持され、それに基づいて「若者の海外旅行離れ」解決に向けての打開策の提案を行った。 |