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マツモト ヤスオ
Matsumoto Yasuo 松本 安生 所属 神奈川大学 人間科学部 人間科学科 神奈川大学大学院 人間科学研究科 人間科学専攻(地域社会学分野 演習担当教員) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/06 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 情報提供が気候変動の認知と不安に与える影響 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 神奈川大学人間科学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神奈川大学人間科学研究所 |
巻・号・頁 | (11),1-8頁 |
著者・共著者 | 松本安生 |
概要 | 本研究の目的は、視覚化された気候変動に関するデータの提供が、一般市民の気候変動問題の認知や気候変動への不安にどのような影響を与えるかを明らかにすることである。神奈川県相模原市において無作為抽出した20歳から69歳までの市民2000人を対象に郵送法により、一般的なグラフ形式の情報提供(統制群)と視覚化されたデータの情報提供(実験群)を行った。事前及び事後調査の結果から、統制群(131名)ではすべての気候変動問題の認知と気候変動への不安で統計的に有意な変化はみられなかったが、実験群(132 名)では、現状及び将来の気候システムの変化に対する認知が有意に増加した。また、現状の気候システムの変化に対する認知の変化を従属変数、情報提供への評価及び回答者のデモグラフィック属性を独立変数とした二項ロジスティック回帰分析を行った結果、認知の変化にはデザインの親しみやすさや文章の読みやすさが重要であることなどが示された。 |