ウエハラ マサフミ   Uehara Masafumi
  上原 雅文
   所属   神奈川大学  国際日本学部 日本文化学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 日本文化専攻(日本思想)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2001/02
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 最澄における「真俗一貫」概念と籠山修行規定ー聖徳太子伝説の影響をめぐってー
執筆形態 単著
掲載誌名 『日本思想における「聖なるもの」をめぐる倫理学的基礎研究』研究成果報告書 平成10~12年度科学研究補助金 基礎研究(C)(2)
概要 最澄は、大乗菩薩戒のみを受けさせて籠山修業させる制度を提示した。この大乗菩薩戒を最澄は「真俗一貫」戒であるとする。「真俗一貫」は上位菩薩のするための手段であった。最澄は、前世において霊鷲山で受戒し真俗分離の修業を経て「真俗一貫」の境地を獲得した上位菩薩として、聖徳太子を想定していた。その聖徳太子的な在りようをなぞり、それを回復するために、受戒・修業様式を制度化したのである。pp.7-26