研究者情報 | 神奈川大学

ティネッロ　マルコ Marco Tinello ティネッロ　マルコ所属神奈川大学国際日本学部国際文化交流学科職種准教授
言語種別	日本語
発行・発表の年月	2021/10
形態種別	その他
招待論文	招待あり
標題	「国際的な視点からみた「琉球処分」ー東アジアの視点を超えて」
執筆形態	単著
掲載区分	国内
出版社・発行元	早稲田大学総合人文科学研究センター
巻・号・頁	9,291-293頁
概要	琉球を併合する計画にあたり、「不平等条約」で西洋列強と従属関係下にあった明治政府にとっては、ある程度までの列強の承認または黙認を獲得することが重要な問題であった。明治政府が米国政府から割とスムーズに獲得した黙認は、副島とデロングの書簡のやりとり、また森とフィッシュの「内話」での交渉によるものであった。その結果として、一八七二年に明治政府は、琉球併合についての米国政府の黙認の代わりに、アメリカに大きな譲渡（琉米修好条約の全体及び無期限）を行うことにしたと論じた。