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ウエハラ マサフミ
Uehara Masafumi 上原 雅文 所属 神奈川大学 国際日本学部 日本文化学科 神奈川大学大学院 人文学研究科 日本文化専攻(日本思想) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 最澄の初期思想についてのー考察ー「願文」の思想ー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『日本人の倫理的諸観念を巡る非文字資料の研究』研究成果報告書 平成6~8年度科学研究費補助金 基盤研究(B)(2) |
概要 | 具足戒受戒後、比叡山に登って長期間の籠山修行を続けることを決意させた最澄の初期思想は、仏菩薩になるまでは世間に交わる活動を行わないというものである。罪業の深さを意識する自己意識と、自己救済としての成仏への意思の強さがその思想の中心にあり、呪術的仏教の実践者としての内供奉に繋がるような山岳修行者の思想とは異なる。最澄の衆生救済活動への意思は、完全な仏を志向することの中に位置付けられている。pp.16-33 |