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ウエハラ マサフミ
Uehara Masafumi 上原 雅文 所属 神奈川大学 国際日本学部 日本文化学科 神奈川大学大学院 人文学研究科 日本文化専攻(日本思想) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1994/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 最澄の倫理思想史的再評価ー籠山修業と大乗戒ー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『日本における自己と超越者の倫理思想史的研究』研究成果報告書 平成5年度科学研究費補助金 一般研究(B) |
概要 | 最澄が制定した、大乗戒受戒のみで僧となり12年間の籠山修業を行わせるという制度は、思想史的に言えば、インド以来の仏菩薩観・戒律思想における最澄独自の深化展開と、日本の山岳という空間に対する伝統的な神聖性の感覚(神信仰)との止揚の産物である。
この制度によって、仏菩薩は単なる理念的存在や目的ではなく国家仏教内で具体的に活動する存在となり、山岳(比叡山)も仏菩薩になるための「大直道」の時空となったのである。pp.1-26 |