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カワカミ モモコ
Kawakami Momoko 川上 桃子 所属 神奈川大学 経済学部 経済学科/現代ビジネス学科 神奈川大学大学院 経済学研究科 経済学専攻(国際経済コース) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「『問題解決型コア部品』ベンダーとしての台湾企業の興隆過程と知識の獲得: 液晶テレビ用SoC事業の事例分析」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『アジア経済』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 59(4),2-33頁 |
著者・共著者 | 川上桃子 |
概要 | 本稿では,台湾の半導体設計企業による液晶デジタルテレビ用 SoC 事業の分析を通じて,後発工業 国の企業が,製品の中核機能が高度に集約された「問題解決型コア部品」の供給者として高い市場シェ アを確立するにいたった過程を明らかにする。分析にあたっては,台湾の SoC ベンダーが,コンポー ネント知識のみならず製品レベルの知識までを獲得するにいたった過程に光をあてる。まず,台湾企 業が先発 SoC ベンダーへのキャッチアップを遂げた局面を分析し,コンポーネント知識の 5 つの獲得 経路を示す。また,これらの企業が,顧客が直面する問題の解決と顧客のもつ製品知識の吸収を並行し て行うなかから,製品レベルの知識を獲得した経緯を明らかにする。次いで台湾の SoC ベンダーが高 い市場シェアを確立した局面を分析し,これらの企業への製品知識の持続的流入のメカニズムを示す。 最後に議論のまとめを行う。 |