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ヤマダ マサヒロ
Yamada Masahiro 山田 昌裕 所属 神奈川大学 国際日本学部 日本文化学科 神奈川大学大学院 人文学研究科 日本文化専攻(日本語学) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/08 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 主語表示「ガ」の強調表現における勢力拡大の様相-「ゾ」との関連性において- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 国語国文 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第70巻(第8号),32-48頁 |
概要 | 平安期から鎌倉期にかけての文学作品を資料として、強調表現における「ガ」の勢力拡大の様相を、「ゾ」との関わりにおいて調査した。平安期には「有情Aグループ+ガ」「有情Bグループ+ゾ」という相補的関係が見られたが、鎌倉期に入ってそれは崩れた。「ガ」は有情Bグループにも下接するようになり、文強調・上接語強調両面において勢力を拡大させた。平安期には原則として「非情+ガ」は見られず、「非情+ゾ」が強調表現を担っていたと考えられるが、鎌倉期における強調表現では「非情+ガ」「非情+ゾ」の両形式が並存している。「非情+ガ」が強調表現へと参入したと見られる。 |