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イワモト シズオ
Iwamoto Shizuo 岩本 靜男 所属 神奈川大学 建築学部 建築学科 神奈川大学大学院 工学研究科 建築学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 水まわり空間を中心とした省エネルギー性と快適性に関する研究 : 浴槽入浴による熱移動に関する被験者実験とシミュレーション |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本建築学会環境系論文集,日本建築学会 |
巻・号・頁 | 77(673),143-151頁 |
著者・共著者 | 芹川真緒,前真之,赤嶺嘉彦,佐藤誠,岩本靜男,倉渕隆 |
概要 | 本研究は実験室実験により,実験室の環境下での浴槽湯の温度降下及び熱損失量を明らかにした。また,無人実験と被験者実験での湯の熱損失量の違いを比較することで,入浴による人体の吸熱量の把握を行った。実験結果をもとに65MN 人体モデルに入浴解析用の設定変更を加え,実験の再現性を確認した。実験の鼓膜温度測定値と解析のHeadのCore 温・人体吸熱量・人体蓄熱量に一定の相関が見られた。実験結果及び人体モデル解析結果をもとに,熱収支に関する考察を行った。今回の実験条件下での20 分間の入浴においては,湯の熱損失のおよそ半分が湯から周囲へ放熱され,残りが湯から人体へ吸熱されることを確認した。また,20 分間の入浴で,湯から人体への吸熱と人体発熱の合計の8 割程度が人体に蓄熱されることが確認された。人体モデルを用いて,様々な条件での湯から人体への吸熱量の計算を行った。人体モデルでの計算により,標準的な体格の人間での,様々な条件下での湯から人体への吸熱による給湯器の追い焚き負荷の推定が容易に可能となることを示した。 |