サトウ ヒロミ   Sato Hiromi
  佐藤 裕美
   所属   神奈川大学  外国語学部 英語英文学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 欧米言語文化専攻(言語学コース)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2007/03
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 Infinitival Complements―A Preliminary Study of‘Restructuring' and Causative Constructions in Italian
執筆形態 単著
掲載誌名 『神奈川大学言語研究』 (神奈川大学言語研究センター)
巻・号・頁 (No.29),1-27頁
概要 完了の助動詞の分布、接語化の位置に基づき、イタリア語の‘resturcturing' 動詞は、その補部がIPの場合と使役構文と同様にVPの場合の2つの範疇選択の可能性があることを提案する。Cinque (2004)の分析をふまえ、補部にVPを選択する場合‘restructuring' 動詞は繰り上げ述語であることを示し、これにより助動詞の交替、受動文における使役構文との違いが説明可能であることを示す。また、主要部移動による分析などでは説明が困難であった‘resturcturing' 動詞が2つ以上連続した場合の助動詞の交替、接語化の位置についても正しい予測が可能であることを示す。