スギモト タケシ   Sugimoto Takeshi
  杉本 剛
   所属   神奈川大学  情報学部 システム数理学科
    神奈川大学大学院  工学研究科 工学専攻(情報システム創成領域)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/08
形態種別 その他
標題 水面直下での繊毛推進について
執筆形態 単著
掲載誌名 日本流体力学会年会2017講演論文集
掲載区分国内
出版社・発行元 (一社)日本流体力学会
巻・号・頁 (001.pdf),1-2頁
概要 水面直下での繊毛推進――謎解きの要点は「水より重い粘液層がいかにして水面に貼り付くか」である。
 水表面の水分子と直接水素結合できなくとも、まだ可能性はある。例えば20℃で、水面から7[Å]以内に粘液があれば
粘液-水素結合-水分子-(クラスター)-表面の水分子
こうして粘液は表面の水分子とつながりうる。なお、水分子のクラスターは不動のものではなく、寿命10-12[s]のはかないつながりではある。しかしこのつながりは、動的には維持される。
 いったん粘液層が水面に貼り付いたならば、水面直下の繊毛推進の運動様式といえども、底や壁を這いまわるばあいと変わりあるまい。繊毛を振って、粘液をグリップし、繊毛が受ける反力で体を押し出すのである。