マヤマ ヒロオ   Mayama Hiroo
  間山 広朗
   所属   神奈川大学  人間科学部 人間科学科
    神奈川大学大学院  人間科学研究科 人間科学専攻(地域社会学分野 専門科目担当教員)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/03
形態種別 その他論文
標題 「大津いじめ自殺問題テレビ報道場面の分析可能性―報道と視聴者の相互行為的関係」『平成25-29年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書』pp.13-23.
執筆形態 単著
掲載誌名 『平成25-29年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書』pp.13-23.
掲載区分国内
巻・号・頁 13-23頁
概要 『いじめ問題の解読ー混迷からの脱却を目指す実証研究ー』と題した論文集において、いわゆる「大津いじめ自殺問題」の初期テレビ報道を検討した。この問題は、2011年10月に発生した中学生自殺事件が、2012年7月4日以降、全国的に報道されることによって社会問題化したと言えるが、事件発生後半年以上経過してから問題化した要因の一つが「自殺の練習」といういじめアンケート結果が公表されなかったことにあるとされる。しかしながら、2012年9月には、約300人に対する警察事情聴取の結果目撃証言が得られず、「自殺の練習」の事実性が大きく揺らぐことになる。にも関わらず、初期報道では各局がこれを報じ、社会はそれに反論することなく視聴した。そこにはどのような報道の特徴があったのか。これを検討するために、社会学者E.ゴフマンや、社会問題の社会学研究者J.ベストの理論枠組みに基づきながら、あるテレビ報道場面を詳細に検討した。