ヤマダ マサヒロ   Yamada Masahiro
  山田 昌裕
   所属   神奈川大学  国際日本学部 日本文化学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 日本文化専攻(日本語学)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1998/03
形態種別 学術雑誌
標題 『狂言記』における主語表示「ガ」の「ノ」領域への進出-『大蔵虎明本狂言』との比較による-
執筆形態 単著
掲載誌名 青山語文
掲載区分国内
巻・号・頁 (第28号),122-137頁
概要 『狂言記』と『大蔵虎明本狂言』を史的に位置付け比較することによって、主語表示の「ガ」がどのように「ノ」の領域へ進出したのかを調査したもの。「ガ」はすでに待遇性を失い、主語表示機能のみになり、「ノ」が関わるはずの尊敬表現とともに用いられる例が増加する。構文的にも、主節従属節における主語表示を主な活動範囲としていたが、さらに、「ノ」の主要活動領域であった連体節内にも進出した。但し、非対格自動詞文、形容詞文においては、未だ「ノ」がその勢力を保っていた。