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シマザキ カズシ
Shimazaki Kazushi 島﨑 和司 所属 神奈川大学 建築学部 建築学科 神奈川大学大学院 工学研究科 建築学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 静的・動的載荷実験による評価
粘弾性ダンパーを付加したアンボンド圧着型 PC フレームの水平載荷性能 その1 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本建築学会技術報告集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本建築学会 |
巻・号・頁 | 26(62),136-140頁 |
担当範囲 | 全体 |
著者・共著者 | ◎白井佑樹, 島崎和司 |
概要 | 柱を鉄筋コンクリート(以下,RC)構造,梁を UBPC構造とし,間柱型に粘弾性ダンパーを付加した 1 層 1 スパンのフレームを対象に,地震時を想定した水平載荷時の性能を検討し,UBPC構造の発展に資することを目指す。コンクリート系建物に制振装置を組み込み,効率的にその性能を発揮させるためには,接合部のガタが少ないことが必要である。本研究ではこれを満足する工法として圧着接合法を用いる。
その結果,以下の知見を得た。 1) 層間変形角が1/100では目地部以外に目立った損傷は見られず,1/50ではかぶりコンクリートの剥離が見られたが,残留変形はほとんどなかった。UBPC 梁軸方向筋が圧縮降伏していることから,損傷制御の観点からすると,圧縮力に対する設計が重要である。 2) 粘弾性ダンパーを付加することで,同一の層間変形角での層せん断力と等価粘性減衰定数は増大したが,ダンパーからの付加力に より梁が損傷したことで,ダンパーの減衰力が十分に発揮できなかった。 3) 圧着型のダンパー取り付け方法は,提案されている設計式を用いることで,想定荷重までずれ変形を生じず,壁型の粘弾性ダンパー取り付け構法として有用である。 |