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ヨシトメ コウタ
Yoshitome Kota 吉留 公太 所属 神奈川大学 経営学部 国際経営学科 神奈川大学大学院 経営学研究科 国際経営専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/05 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 学術論文 「冷戦の『終わり』と動態的国際政治観-柳沢英二郎の冷戦論を読み解く」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『研究論集』 |
出版社・発行元 | 河合文化教育研究所 |
巻・号・頁 | 12,17-49頁 |
著者・共著者 | 吉留 公太 |
概要 | 本稿は冷戦の定義の変遷を手掛かりとして、冷戦史研究の文脈に柳沢英二郎氏の業績を位置づけることを試みた。柳沢氏は「(左翼)修正主義」や「ポスト修正主義」のいずれとも異なり、冷戦の「起源」ではなく「終わり」を常に意識する視座を持っていた。その独自の視座は、戦争の終結過程に新しい権力分布の変動を見出し、かつ、その中に芽生えた対立関係がその後に及ぼす影響までも判断しうる精緻な情勢分析によって支えられていた。柳沢氏は何をもって冷戦が終わったと判断すべきかの指標を提示しえたのである。 |