ヤマダ マサヒロ   Yamada Masahiro
  山田 昌裕
   所属   神奈川大学  国際日本学部 日本文化学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 日本文化専攻(日本語学)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1997/03
形態種別 学術雑誌
標題 連体節内における「が」の主格用法拡大-八代集を資料として-
執筆形態 単著
掲載誌名 茨女国文
掲載区分国内
巻・号・頁 (第9号),57-63頁
概要 古今集(905)から新古今集(1205)にかけて連体節内の「ガ」に、連体格的性質の低下、並びに主格的性質の増大が見られることを調査したもの。「体言1+が+動詞(句)+体言2」形式おいて、「わが待たぬ年」などのように「体言1」が直接「体言2」との関わりを持たない、意味的関係が乖離している例や「我妹子が赤裳濡らして植へし田」などのように「体言1」と「動詞(句)」との間に補足語や修飾語が入り込んだ例は、時代が下るとともに増加の傾向にある。これは「が」の連体格的性質の低下、言い換えれば主格的性質の増加を意味する。