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スギモト タケシ
Sugimoto Takeshi 杉本 剛 所属 神奈川大学 情報学部 システム数理学科 神奈川大学大学院 工学研究科 工学専攻(情報システム創成領域) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/11 |
形態種別 | その他 |
標題 | ロクス・ファン・フィーンによるベーフェルウェイクの彗星図(1680) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 形の科学シンポジウム講演予稿集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 形の科学会 |
巻・号・頁 | 9(2),27-28頁 |
概要 | Godfried Kirch (1639-1710)が1680 年11 月14 日に望遠鏡を覗いていて発見した彗星は、初め夜明け前に見えていたが、近日点を過ぎてから長大な尾を持つ姿となり夕刻に現れた。多くの天文家が観察したが、後にIsaac Newton (1642-1727)は、天の流れ者彗星ですら万有引力の法則に従うとしてPrincipia (初版1687 年)で大きく取り上げた。
大彗星の元図はRocho 作品で、もう一枚は臨模によるだれかの模写である。 筆跡鑑定は署名&文書ありの絵3 点と比較して、その結果Rocho と確信できる。星空情報は、Stellarium23.2 の計算結果と比較して、背景に細い月と「わし座」と「たて座」とM11(Wild Duck Cluster)が描かれていると思われる。 オランダ時間の訂正をして、彗星の尾長を再計算したが、0.648[au]で変わらない。Grand Tour に発ったEdmond Halley がパリ郊外で見た光景にそっくりである。 |