研究者情報 | 神奈川大学

マツウラ　サトコ Matsuura Satoko 松浦　智子所属神奈川大学外国語学部中国語学科神奈川大学大学院人文学研究科中国言語文化専攻（歴史・文化）職種准教授
言語種別	日本語
発行・発表の年月	2023/09
形態種別	大学・研究所等紀要
査読	査読あり
標題	明代内府の絵図本と視覚文化について―西遊記の彩色絵図本を中心に―
執筆形態	単著
掲載誌名	『非文字資料研究』
掲載区分	国内
巻・号・頁	(27),199-217頁
著者・共著者	松浦智子
概要	明の内府では彩絵『全像金字西遊記』ほか複数の通俗白話小説の絵図本群が、坊刻本に基づき制作・受容されていた。他方、明内府ではこれらの作品以外にも、類似の形式をもつ勧戒書、経典等が、やはり坊刻本・官刻本などに基づき複数制作されていた。こうした事柄を踏まえ本稿では、彩絵『全像金字西遊記』を、その周囲に広がる絵図本群と併せて分析することで、明中後期の通俗白話文学が絵図と積極的に関わりながら、いかに受容され普及した可能性があるか、考察を行った。