オオカワ ヒロム   Okawa Hiromu
  大川 啓
   所属   神奈川大学  国際日本学部 歴史民俗学科
    神奈川大学大学院  歴史民俗資料学研究科 歴史民俗資料学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/03
形態種別 学術雑誌
招待論文 招待あり
標題 明治期の都市火災と地域社会―地方都市秋田を事例として―
執筆形態 単著
掲載誌名 史苑
掲載区分国内
出版社・発行元 立教大学史学会
巻・号・頁 73(2),62-85頁
概要 1886年の地方都市秋田における大火を主な対象として、罹災後の救助・支援活動の実態とその復旧過程を明らかにしたうえで、そこで大きな役割を果たした地方名望家の動向について検討している。秋田の代表的な商家・那波家は、この大火後の救助・支援活動に大きな役割を果たした。那波家は、近世以来の恒常的な救貧活動も継続しており、地域において名声と信用を得ていた。こうした旧家は、各地域に存在していたと想定しうるが、近代の都市社会においても生活維持に一定の役割を果たしていたことを論じた。