|
|
オガワ ヒロシ
Ogawa Hiroshi 小川 浩 所属 神奈川大学 経済学部 経済学科/現代ビジネス学科 神奈川大学大学院 経済学研究科 経済学専攻(公共政策コース) 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/12 |
形態種別 | その他論文 |
標題 | 結婚の価値を最大化する初婚年齢と結婚タイミング |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 神奈川大学 経済学会 ディスカッションペーパー, 2017-3 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神奈川大学 経済学会 |
著者・共著者 | ◎小川 浩 |
概要 | 本論文では、「親から夫に乗り換える結婚の価値を最大化する初婚年齢(最適初婚年齢)」を計算し、実際の結婚タイミングをサバイバル分析で説明することを試みた。利用したデータは公益財団法人家計経済研究所が実施した「消費生活に関するパネル調査(以下、家経研パネル)」の個票データ(1993~2012)であり、以下のような結論を得た。
(1) 調査期間内に結婚した人の結婚までの期間については、夫候補の将来期待所得系列と親の将来所得系列から計算した最適初婚年齢とパネルに入った時の年齢の差で説明可能である。これは、乗換モデルが親と同居している女性の結婚行動を説明できる可能性を示唆している。 (2) 調査期間内に結婚しなかった人も含むサンプルを用いたサバイバル分析では、最適初婚年齢は有意ではなかった。家経研パネルでは最終的な初婚経験割合は7割程度であり、全ての人が結婚することを前提とするサバイバル分析は不適切な可能性が高い。 |