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オガワ ヒロシ
Ogawa Hiroshi 小川 浩 所属 神奈川大学 経済学部 経済学科/現代ビジネス学科 神奈川大学大学院 経済学研究科 経済学専攻(公共政策コース) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/04 |
形態種別 | その他論文 |
標題 | 分娩施設集約化と産科医の負担-休息時間からの医師需要推定- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 神奈川大学 経済学会 ディスカッションペーパー, 2017-1 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神奈川大学 経済学会 |
著者・共著者 | ◎小川 浩 |
概要 | 日本では2000年代の半ばから産科における医師不足が問題化してきている。その対策として分娩施設の集約化を進めるという方針は厚生労働省や関連学会から打ち出されているものの、実際には集約化は進んでおらず、また集約化した場合でも医師がバーンアウトして辞めていき結果的に分娩取扱ができなくなるケースは少なくない。
本論文ではこの問題について、勤務間インターバルに着目したシミュレーションを行い、以下の3点を明らかにした。 (1) 小規模な集約化は医師の負担を著しく高めるため医師のバーンアウトをもたらす可能性が高い。 (2) 部分的な交替制勤務の導入は夜間のオンコール勤務を大幅に減少させる。 (3) 日中の診療時間を考えると最低でも年間1300分娩、医師11名程度の集約化を行わないと医師の負担が重くなる。集約化を計画する際は、最低限でもこの程度の規模までの集約化を行うべきである。 |