|
|
オガワ ヒロシ
Ogawa Hiroshi 小川 浩 所属 神奈川大学 経済学部 経済学科/現代ビジネス学科 神奈川大学大学院 経済学研究科 経済学専攻(公共政策コース) 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/08 |
形態種別 | その他論文 |
標題 | 実親所得の低下タイミングと結婚行動 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 神奈川大学 経済学会 ディスカッションペーパー, 2013-2 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神奈川大学 経済学会 |
概要 | (1) 結婚と親の所得低下のタイミングには強い関係があり、娘は親の引退(あるいはその予想)を結婚のきっ
かけとしている可能性が高い。つまり、乗り換えモデルで説明する結婚は、親の引退前では親の引退が娘 にとって現実的なものとなってから引退まで、親の引退後に発生する結婚については引退前から婚活を始 めたが実際に結婚するまでに時間がかかったケースと考えることが妥当である。 (2) 平均貯蓄性向を時間選好率の代理指標として用いた場合、乗り換えモデルから予想されるように時間選好 率が大きい人は遅く結婚し、小さい人は早く結婚する傾向がデータから明らかになった。 (3) 乗り換えモデルからは、将来の所得系列の予想しやすさが結婚タイミングに影響を与えることが示される が、実際のデータからも賃金の年功制が弱まり、雇用の安定性が低下した時期の結婚タイミングが遅くな っていることが見いだされた。 |