ウエハラ マサフミ   Uehara Masafumi
  上原 雅文
   所属   神奈川大学  国際日本学部 日本文化学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 日本文化専攻(日本思想)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2024/08
形態種別 その他
標題 慈円における「和歌」と「神仏共存」―「真俗二諦」をめぐって―
執筆形態 単著
掲載誌名 科研費助成事業(学術研究助成基金助成金)研究会、研究発表
掲載区分国内
概要 慈円の『拾玉集』に掲載されている「序文」と「跋文」を手がかりに、それらに頻出する「真俗」「真俗二諦」等の概念に着目して、『愚管抄』に見られなかった「神仏共存」理論を窺った。慈円は、和歌の言葉・道が神々の言葉に由来するとし、和語は漢語よりもむしろ梵語に近く、真理を表現する根源性を持つ言語であるという。そして和歌は、煩悩jを祭り、俗なる世界を浄土化する機能を持つ。つまり、和歌はそれ自体が真俗二諦を含む道であるとしている。