ドウヨウ ダイスケ   Doyo Daisuke
  道用 大介
   所属   神奈川大学  経営学部 国際経営学科
    神奈川大学大学院  経営学研究科 国際経営専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2025/12
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 〈つくること〉の意味論草稿 第1稿
― 制度・自己・社会からの解放―
執筆形態 単著
掲載誌名 国際経営論集
掲載区分国内
出版社・発行元 神奈川大学経営学部
巻・号・頁 (70),73-85頁
概要 本稿は、企業改善活動、大学教育実践、社会的協働の三つの事例を通じて「つくること」がもたらす解放の契機を論じるものである。具体的には、(1) 制度化された仕組みの隙間を埋める現場の改善、(2) 文系学部におけるファブラボ導入とXBPによる主体的学びの形成、(3) コロナ禍におけるフェイスシールド設計公開と市民的生産の拡張を取り上げる。これらを「制度からの解放」「自己からの解放」「社会との関係からの解放」という「解放の三重モデル」として整理し、〈つくること〉を意味の再編過程として位置づけた。理論的検討に加え、断片的記述を通じて、人間と社会の関係を再意味化する営みとしての「つくること」の可能性を提示している