クリスチャン ラットクリフ   Christian Ratcliff
  クリスチャン ラットクリフ
   所属   神奈川大学  国際日本学部 国際文化交流学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 日本文化専攻(日本文学)
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/12
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 “The Difference between Modern Literature and Literature of Modernity in the Early Meiji Period: Kubota Hikosaku's Torioi Omatsu kaijo shinwa”(明治前期における「近代文学」と「近代の文学」の相違― 久保田彦作『鳥追阿松海上新話』考)
執筆形態 単著
掲載誌名 『人文研究』(神奈川大学人文学会)
巻・号・頁 (166号),1-25頁
概要 文学史の通説として、坪内逍遥の『小説神髄』や二葉亭四迷の『浮雲』などが現れた1880年代後半頃、日本の文学に相応しい「近代的な」形式がやっと確立し、定着し始めたという。それ以前の作品は、江戸時代の戯作の名残として位置づけられていた。この論文では、文学の形式の近代化(あるいは「近代文学」に対する学問的原理の論出)は坪内・二葉亭の作品からだったと認めながら、それ以前の「戯作っぽい」小新聞の続き物の近代的な特徴・特色を考察する。