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セキグチ マサヒデ
Sekiguchi Masahide 関口 昌秀 所属 神奈川大学 理学部 理学科 神奈川大学大学院 理学研究科 理学専攻 博士前期課程 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2022/03 |
| 形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
| 標題 | 中高理科教育法(2) |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 神奈川大学心理・教育研究論集 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 神奈川大学教職課程研究室 |
| 巻・号・頁 | (51),29-43頁 |
| 概要 | 中学校と高等学校の理科の指導法の教科書のための原稿の(2)である。授業は日常生活の階層レベルから話をはじめる。つまり生活的概念から話をはじめるが、それを科学的概念にする。それが授業の眼目だがここに難しさもある。たとえば、「力」という概念は科学的概念だが、それは日常の言葉でもある。日常的な力を物理学では「現象的な力」とする。だが、「実体的な力」としては、クォークのレベルまで行き、その階層から日常レベルの階層の力が構成されると考えている。しかしそれは想定であって、現実にはそこで階層モデルを考えるということになる。粒子モデルというものは、日常レベルのものではないので、生徒がそれを理解することには困難が伴うのがふつうである。その他、日常生活レベルから理解するのが難しい事柄や概念については「上から与えて」授業するほかない。そうしないと、かえって誤魔化しが生じる。 |