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チン シュンペイ
Chen Chunping 陳 春平 所属 神奈川大学 工学部 電気電子情報工学科 神奈川大学大学院 工学研究科 工学専攻(電気電子情報工学領域) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/11 |
形態種別 | その他 |
標題 | 平行結合ステップインピーダンス共振器と終端短絡スタブを用いた超広帯域バンドパスフィルタの合成 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 通信技報 |
著者・共著者 | 陳 春平、仁瓶広誉、馬 哲旺、穴田哲夫 |
概要 | 小型超広帯域バンドパスフィルタを実現するため、伝送線路理論に基づいて、入力および出力端に終端短絡スタブ付き多段平行結合ステップインピーダンス共振器型フィルタおよびその合成方法を提案した.新提案のフィルタにおいて、等価回路を構成しそれに対応する近似伝達関数を導出した後、等価回路における各回路パラメータを求める方法を変数分離法により導出し具体的設計のための設計表を求める.最後に提案した設計理論を確かめるため、実際例として、FCCの規定(帯域:3.10‐10.6GHz、比帯域:110% )に準拠した2段フィルタの合成、シミュレーション、試作を行い、その特性を示す.測定結果は理論、シミュレーション結果と良好な一致を見ることができ、設計理論の妥当性が確かめられた.理論的に設計されたUWBフィルタは低挿入損失、急峻なスカート特性、平坦な群遅延特性、特に良好な低域側の阻止域特性を呈することが確認されている.更に、新提案のフィルタの全長は、従来のスタブなし多段平行結合ステップインピーダンス共振器型フィルタと比較して、約3/4波長の短縮を実現している.また、提案したフィルタの構造及び合成理論を用いることにより、任意の比帯域を持つフィルタ(比帯域が110%より広帯域となるフィルタでさえ)を実現することも可能である. |