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トヨイズミ リュウジ
Toyoizumi Ryuji 豊泉 龍児 所属 神奈川大学 理学部 理学科 神奈川大学大学院 理学研究科 理学専攻(生物科学領域) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/02 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | Invasion by matrix metalloproteinase-expressing cells is important for primitive streak formation in early chick blastoderm |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Cells Tissues Organs |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | Karger (Basel, Switzerland) |
巻・号・頁 | 192(1),1-16頁 |
著者・共著者 | Kazue Mogi and Ryuji Toyoizumi |
概要 | 鳥類のモデル生物であるニワトリ胚の胚盤葉における胚葉形成機構について、オルガナイザー相同領域である原条からの中内胚葉細胞の陥入運動は、MMP(matrix metalloproteinase)による癌細胞の基底膜への浸潤・離脱と相同な機構で行われると考えた。陥入直前のinitial streakの細胞は、in vitroで再構成基底膜ゲルに接着しつつも穴掘り運動をして、その穴の底部に位置することが分かった。初期胚盤葉のepiblast(胚盤葉上層)細胞は、MT3-MMPや癌細胞の悪性度の指標として有名なMMP-2 (gelatinase)を発現することが分かった。また、epiblastの培養上清に対するgelatin zymographyで、gelatinase活性をもつ単一のバンドを得た。これらのエビデンスから、ニワトリ胚の中内胚葉形成の際に、MMPを用いてepiblastの基底膜を溶解、浸潤するプロセスがあることが判明した。 |