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タカイ ノリコ
Takai Noriko 髙井 典子 所属 神奈川大学 国際日本学部 国際文化交流学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 国際学研究叢書-世界と未来への架橋 第11章「日本におけるインバウンド・ツーリズムから考える『開かれた個人』-ツーリズムにかかわる人間像への試論-」(pp.353-389) |
執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | 創成社 |
巻・号・頁 | 353-389頁 |
担当範囲 | 第11章「日本におけるインバウンド・ツーリズムから考える『開かれた個人』-ツーリズムにかかわる人間像への試論-」(pp.353-389) |
著者・共著者 | 文教大学国際学部叢書編集委員会編 |
概要 | 国際観光という「お手軽な異文化交流」をとおして私たちはいったいどの程度、異なる文化の人びとと互いに理解し合うことができるのだろうか。またその過程で自分の地域や国、さらには自分自身をどのようなものとして意識し再理解することができるのだろうか。国籍や文化枠組みの縛りを越えて、個人対個人として交流することのできる「開かれた個人」となっていくために、国際観光は何らかの働きを持ち得るのか、という問題意識から執筆した論文である。 本稿では上記の「大きな問い」について、2015年前後の日本におけるインバウンド・ツーリズム・ブームが照らし出しつつある観光の現場での異文化間コミュニケーションの問題、および外国人の視線を借りた日本人の自意識の問題に焦点を当てて論じた。この考察を通して、「観光の時代・大交流の時代」に生きる私たちが「開かれた個人」となっていく可能性を問い、グローバル化した社会における国際観光にかかわる人間像を描きおこす試みである。 |