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ウエハラ マサフミ
Uehara Masafumi 上原 雅文 所属 神奈川大学 国際日本学部 日本文化学科 神奈川大学大学院 人文学研究科 日本文化専攻(日本思想) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/05 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 和辻倫理学における神と仏 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『日本における神仏関係思想をめぐる倫理学的基礎研究ー神・仏概念の原理的解明ー』研究成果報告書 平成15~17年度科学研究費補助金 基礎研究(1)、(2) |
概要 | 和辻はインド仏教研究の後、仏教を基軸にした「日本精神史」を叙述しようとしていた。しかし戦後の『日本倫理思想史』では、思想史叙述の基軸が仏ではなく神となっている。この変化は単なる「挫折」ではない。和辻は仏教研究の中で、「絶対的否定性」という絶対者の原理を掴み取り、日本の「神」は正当に絶対者を捉えたものであると考えた。そして『日本倫理思想史』では、絶対者が神のもとで具体的に実現する現場を描くことになったのである。pp.36-60 |