マツモト カツヤ   Matsumoto Katsuya
  松本 和也
   所属   神奈川大学  国際日本学部 日本文化学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 日本文化専攻(日本文学)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/03
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 〈箱〉と“書くこと”─村上春樹研究の更新(リニユーアル)にむけて
執筆形態 単著
掲載誌名 『信州大学人文科学論集』
掲載区分国内
出版社・発行元 信州大学人文学部
巻・号・頁 (2),287-307頁
概要 村上春樹は「物語」というキーワードで語られることが多く、本人の発言もそうした理解を保証している。しかし、村上春樹テクストでは“書くこと”をめぐる主題系が、小説内の小説(家)や自己言及を通じて盛んに展開され、小説をめぐる原理的な考察を体現した小説となっている。本稿では、そうしたテクストの様態を分析しながら、“書くこと”と連動した〈箱〉の配置・機能についても検討を行った。