マツモト カツヤ   Matsumoto Katsuya
  松本 和也
   所属   神奈川大学  国際日本学部 日本文化学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 日本文化専攻(日本文学)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/03
形態種別 著書
標題 『太宰治の自伝的小説を読みひらく 「思ひ出」から『人間失格』まで』
執筆形態 単著
掲載区分国内
出版社・発行元 立教大学出版会
総ページ数 233
概要 本書は、自伝的小説とみなされてきた太宰治の作品をとりあげ、その成立・読解の根拠とされてきた太宰治という存在=要素を一度括弧に括ることで、テクストの読解可能性をおしひろげる試みを集めた研究書である。具体的には、「思ひ出」、「断崖の錯覚」、「HUMAN LOST」、「富嶽百景」、『津軽』、「十五年間」、『人間失格』を検討対象として、それぞれの表現・構造に応じたアプローチを考案し、テクストが自伝的に読まれてきた歴史を相対化しながら、テクストのポテンシャルを実証的に論じた。