ヒロセ トミオ   Hirose Tomio
  廣瀬 富男
   所属   神奈川大学  国際日本学部 国際文化交流学科
    神奈川大学大学院  外国語学研究科 欧米言語文化専攻(英語教育・英語学)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2004/11
形態種別 その他
標題 Obviation, Number and Movement in Plains Cree
執筆形態 単著
掲載誌名 日本言語学会第129回大会(富山大学)
概要 Plains Cree(Algonquian)の指示追跡系、obviation に関連する諸現象の説明を試みた口頭発表。Obviationを束縛原理Cの一効果として捉える分析 (Déchaine & Wiltschko 2002) を採用した上で、obviationを正しく捉えるには、 原理Cを複統合言語に特有の仕方で適用する必要があることを示した。さらに、この仮定が正しければ、wh移動における一見例外的な現象.optional obviative marking.が、その直接的な帰結として理解できると論じた。また、Plains Creeでは、通常obviative に指定される名詞句の数を表すことができないが、文頭に現れる名詞句の場合、数の表示が可能になるという事実は、optional obivative markingの別の現れであり、文頭の非wh名詞句が単にTPに付加しているのではなく、wh名詞句同様、項位置からCPの指定部に移動していることを示す証拠だと主張した。