サトウ ヒロミ   Sato Hiromi
  佐藤 裕美
   所属   神奈川大学  外国語学部 英語英文学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 欧米言語文化専攻(言語学コース)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/03
形態種別 学術雑誌
標題 日本語条件節における時制、モダリティ、話者
執筆形態 単著
掲載誌名 『発話と文のモダリティー対照研究の視点から』ひつじ書房
巻・号・頁 159-183頁
概要 モダリティと話者素性、文構造との関連を論じ、日本語の条件節の分析によって、主文だけではなく、付加節においても話者の座標素性が表示される構造が必要であると主張し、「のなら」節とそれ以外の条件節が時制解釈と話者の認識を表しているか否かに関して2つに分かれることを示し、前者が主節とは別に、話者の座標軸素性により認証された認識のモーダルを含む構造であるのに対し、後者は主節の認識のモーダルに支配された構造で、独立した認識のモーダルを含まず、したがって話者素性に言及することがないことによると主張する。付加節である条件節の主節に対する、構造的依存関係の違いと条件節自体の構造の違いは、モダリティと話者素性に関わる統語構造の違いによるとする。