コマバシリ ショウジ   Komabashiri Shoji
  駒走 昭二
   所属   神奈川大学  国際日本学部 日本文化学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 日本文化専攻(日本語学)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/01
形態種別 大学・研究所等紀要
査読 査読あり
標題 格助詞「へ」と「に」の分担領域 -時間と空間-
執筆形態 共著
掲載誌名 『目白大学文学・言語学研究』
巻・号・頁 1,49-66頁
担当範囲 第3章
著者・共著者 山西正子 駒走昭二
概要 明治期以降の資料をもとに、現代語における格助詞「へ」と「に」の差異について考察した。その結果、次のことが明らかになった。・方向、帰着点に関わる「へ」「に」は、もはや合理的な説明がしにくい程度にまで、使い分けが認めにくくなっている。・「へ」は空間的な方向を示すだけでなく、新聞の見出しなどでは、時間的な方向を示す用法が顕著になりつつある。・「に」はかつての東京語の「へ」が持っていた機能を引き受けつつある一方で、自らの機能の一部を徐々に「が」に譲りつつある。