コマバシリ ショウジ   Komabashiri Shoji
  駒走 昭二
   所属   神奈川大学  国際日本学部 日本文化学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 日本文化専攻(日本語学)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/10
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 ゴンザ資料におけるカス型動詞
執筆形態 単著
掲載誌名 『日本語の研究』(日本語学会)
掲載区分国内
出版社・発行元 日本語学会
巻・号・頁 13(4),35-50頁
概要 18世紀の薩隅方言が記されているゴンザ資料には、多数のカス型動詞の使用例が見られる。本稿では、それらの形態的特徴、表現価値を、派生元になったと考えられる動詞との関係性、対応するロシア語の意味、資料中における語形の齟齬等に着目することによって考察した。その結果、形態的には、「-ラカス」という形をとるものが最多であること、音節数が4音節のものが最多であることなどが明らかとなった。また、表現価値としては、基本的に他動性を有すること、他動詞よりも完全さや過度さを表示すること、また、動作主をより強く表出することなどが明らかとなった。