研究者情報 | 神奈川大学

ヤマダ　マサヒロ Yamada Masahiro 山田　昌裕所属神奈川大学国際日本学部日本文化学科神奈川大学大学院人文学研究科日本文化専攻（日本語学）職種教授
言語種別	日本語
発行・発表の年月	2003/02
形態種別	学術雑誌
査読	査読あり
標題	室町末期から江戸初期における主格表示「ガ」の活動領域拡大の様相－『天草版平家物語』と『大蔵虎明本狂言』との比較－
執筆形態	単著
掲載誌名	文学・語学
掲載区分	国内
巻・号・頁	(175号),11-21頁
概要	江戸初期までに主格表示「ガ」がどのように活動領域を拡げたかについて述べた。前代同様、内項である無助詞主語への拡がりが見られたが、それ以外に、外項の無助詞主語への拡がり、「ガ」格名詞句に下接する「ヤ」「カ」「コソ」への拡がり、名詞文の前項焦点用法においても用いられるようになっていた。また、この時期には現代語には見られないような「ガ」の使用が見られるが、それはこの期に「ガ」が急速に活動領域を拡げたところに要因があるものと思われる。