ウエハラ マサフミ   Uehara Masafumi
  上原 雅文
   所属   神奈川大学  国際日本学部 日本文化学科
    神奈川大学大学院  人文学研究科 日本文化専攻(日本思想)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2004/10
形態種別 著書
標題 最澄再考ー日本仏教の光源ー
執筆形態 単著
出版社・発行元 ぺりかん社
巻・号・頁 1-288頁
総ページ数 288
概要 最澄は、声聞具足戒を受けずに菩薩戒のみを受けて菩薩像となり、その後12年間籠山修行させる制度を提示した。それは戒律思想の大胆な革命であり、大乗概念の改革でもあった。その改革を可能にした思想は、伝統的仏教と日本の神祇信仰とを止揚した独自のものであった。また、比叡山は<速成>的空間としての浄土となり、菩薩像は仏の絶対知を体得して他者救済活動を行う。この菩薩像は、『法華経』が示した釈迦仏と同一なのである。