セキグチ マサヒデ   Sekiguchi Masahide
  関口 昌秀
   所属   神奈川大学  経営学部 国際経営学科(教職課程)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2000/11
形態種別 その他
標題 図書館のモラルと公共性
執筆形態 単著
掲載誌名 図書館だより(神奈川大学図書館) 第103号
巻・号・頁 1頁
概要 (コラム)図書館の公共性は、ふつうにいう意味での公共性とは異なる。後者、政治的な意味での公共性は、古代ギリシャのアゴラに象徴される。それは議論をする場である。それに対して、図書館の公共性とは、本が集積されていることに象徴される文化的な公共性である。文化的公共性は、その言葉とは裏腹に、ある意味で「私的なもの」である。本を読むとは考えることだが、思考とは自己の中での対話である。それは本物の公共性が他者との対話であるのに対し好対照をなす。「図書館では静かに」というモラルが成立するのはこの故である。