スギモト タケシ   Sugimoto Takeshi
  杉本 剛
   所属   神奈川大学  情報学部 システム数理学科
    神奈川大学大学院  工学研究科 工学専攻(情報システム創成領域)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/04
形態種別 その他
標題 生き物のデザイン
執筆形態 単著
掲載誌名 埼玉工業大学「かたち研究会」主催講演会
概要 有機的デザインで知られるコラーニ(L. Colani, 1928-)は,生物のデザインを評してbiodynamic とよんでいる。この世に生を受けた個体の発生は動的で,形は段階を追って生成される。個体の成長も動的で,年を経るにつれて形は変化する。大きな時間の流れで見えてくるモデルチェンジ――進化も動的だ。生物のデザインのもう一つの特徴は,遺伝子情報に基づきボトムアップで,しかも材料は現場合わせで,かたちづくる点にある。ネコのRainbow とテキサスA&M 大学で生まれた(?)そのクローンCc(カーボン・コピーちゃん!)である。同一の遺伝子をもつ個体であっても,発生過程の微妙な違いや発生環境の違いが,さまざまな違いを生む。